座りすぎはなぜ生活習慣病につながるのか?

●座りすぎはなぜ生活習慣病につながるのか?

早稲田大学スポーツ科学学術院教授の岡浩一朗先生によれば、私たちが座る行動というのは、人間にとってベストではないとおっしゃっています。

なぜかというと、座位姿勢は脊柱への負担が大きく、ほぼ直角に曲げた状態の股関節や脚の状態は、血流悪化を招き代謝を低下させます。

この血流悪化や代謝低下が健康リスクにつながっていくのです。

オーストラリアの45歳以上の男女を3年間追跡した研究結果によれば1日に11時間以上座る人は、座る時間が4時間未満の人より死亡リスクが4割も増加することが明らかになっています。

長く座れば座るほど、寿命は縮むと考えてください。


●座りすぎの気になるアレコレ

★座るのと寝転がるのは、同じくらいダメなの?

A:寝転がるよりは座りましょう

リハビリが「寝たきり→座る→立つ→歩く」と進むことを考えると、寝そべるほうが明らかに体は弛緩しています。
「寝転がりすぎ」は「座りすぎ」よりも危険と考えてください。

★座ると必ず貧乏ゆすりを始める夫。健康的には、いいの?
A:おすすめはしませんが、しないよりはよいと思われます。

ストレスなどの心理的欲求から貧乏ゆすりをするケースが多いですが筋肉に刺激を与えていることは確か。
脚を動かさず、ずっと座っているよりよいでしょう。

★立っているほうが冷えそうなんですけど…
A:大事なのは、同じ姿勢を長時間とり続けないこと。

座りすぎが悪い一方で、立ちっぱなしにも相応の問題があります。
立つほうが血流改善などにメリットがありますが、肝心なのは同じ姿勢をとり続けないこと。
座る→立つ+少し動くという一連のアクションが健康に有益と覚えてください。

※この記事は、下記の記事を参考に書かせていただきました
【50代の生活習慣病】発症リスクを高める生活習慣をチェック!

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